注目を集める物々交換
このところ、物々交換か「来てるなぁ」と感じる出来事が重なりました。
少し前、知人の紹介でイイトコの物々交換を知り、自宅の前でご自身も物々交換をはじめたという学生さんが話を聞きに来られました。
その後、また別の学生さんが子供服の交換ビジネスを立ち上げるというのでヒアリングに来られました。
そして、番組で物々交換サービスを取り上げるというテレビ局の取材がありました。
(←7/14(木)MXテレビの「モーニングFLAG」(午前7時〜8時)で物々交換サービスのひとつとして取り上げられました)
さらに、7月10日にはあだち再生館で物々交換講座。(←先日、なんとか無事に開催できました!)
なんでしょう、この注目の背景にあるものは。
お金を介さない物と物のやりとりが、この物価高の時代にマッチしている?
世の中が、お金では買えない、人とのつながりの価値に気づいた?
みな、モノ余りの時代をなんとかしなきゃと思い始めている?
なんだか、その全てのような気もします。
イイトコが物々交換を開始して8年。
儲かりもしないことを、よくも飽きずに続けてきたなぁと、我ながら呆れるというか、感心するというか。
一方で、「継続は力なり」と言うけれど、飽きずに続けてきたからこそ、こうして見つけてもらえる存在になったんだなぁ、と感慨深くもあります。
今回、上述のテレビ取材や講座、そして話を聞きにきてくれる人の存在があって、改めてイイトコの物々交換8年の歴史について振り返る機会をいただけました。
ありがたいことです。
物々交換は生き方と密接に結びついていた
なぜ物々交換をやろうと思ったのか?
と聞かれて、きっとわかりやすい説明は、「すぐサイズアウトしたり、遊ばなくなったりするものが多い育児用品を捨ててしまうのはもったいないから」というものでしょう。
そして、ここには、
ぜんぶ自分の家庭で揃えようと思わなくて、いい。
ぜんぶ自分でどうにかしようと抱え込まなくて、いい。
物だって情報だって、子育てだって、もっと外に助けを求めよう、開いていこう。
というメッセージを込めています。
それももちろん本当のことなのですが、わたしにとって物々交換には、 もっと個人的な理由がありました。
それは、「自分が自分らしくいるため」。
子育てを始めたばかりの頃、そして子どもが幼稚園に通い出した頃、わたしは周りのいわゆる「ママ友」の間にいても居心地がよくありませんでした。
これは全くの個人的な感想なので、「あぁ、この人はそう感じたんだなぁ」くらいに受け止めてもらえるとありがたいのですが……
ママたちは、子どもや夫の話しかしない。あとは、園の先生がどうとか。自分ではない「他人」がどうのという評価の話しか、しない。
自分がどういう人間で、どういう人生を送りたいか、夢は何か、という「自分の」話は、ほぼ皆無。
そんな中にいて、わたしは園の先生がどうのこうの、子どもがどうのこうの、ではなく、あなた自身の話とわたし自身の話をやりとりしたいという願望がありました。
で、当のわたしといえば、物々交換を「面白そう!やりたい!」と思ってしまう変わり者です。
で、いわゆる「ママ友」とのうわべだけの付き合いではなく、本当の自分 をオープンにして、それをわかってもらった上で付き合ってくれる人と、限りある時間を共有したいと思ったのが、大きな原動力としてあるのです。
わたしは、わりと思いつきタイプで、一から人に説明するのが得意なほうではありません。
だからでしょうか、行動で、つまり「やっていること」で示すほうが向いているし、言葉で説明するよりもずっと伝わるので話が早い。
だから、物々交換も、カフェも、実践して見せています。
わたしの作りたいカフェはこうなんだよー、わたしの作りたい未来はこうなんだよーって。
もしも「面白そう!」って共感してくれるなら、加わってみない?
そんな感じです。
物々交換に込めた思い、そしてやり続けている理由、伝わりましたかね?
さて次は、7月14日(これを書いている当日です)に放映されたテレビ取材のことについて書けたらいいなと思います。
わたしのなかの「物々交換ブーム」、まだまだ来ています。
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