いざ、リビングルーム物件をハント!
昨日は、待ちに待った「リビングルーム<町歩き編>」でした。
先週の<座学編>でみてきたリビングルーム立地の条件をふまえて、
実際に関原のまちを、空き物件ハントに出かけます。
20人ほどの参加者が、4班に分かれて関原1丁目〜3丁目をまわりました。
私たちの班は、あえてメインロードの商店街をはずして、裏道や住宅地の中をまわることに。
人通りはいまいちでしたが、工場や、上階が住居で下が空き店舗、
みたいな物件をいくつかみつけました。
トタン建築、多いです。
これなんか、まるでアートのよう。
ここは、包括支援センターや子育てサロンの入っている建物の向かいの路地。
角地に建つ物件が、視認性もよく、ここにリビングルームができたら
センターやサロンに通うお年寄りや親子連れが立ち寄りそう。
なんと、ここ、元シール屋さんだったそうですよ。
リビングルーム的には、こういった歴史のある物件というのは、かなり「良」物件らしいです。
昔はシール目当てに子どもたちが出入りしていた空き店舗が、
こんどは地域の居間としてふたたび子どもたちが集う場所になる…なんて素敵。
こどもとリビングルーム
他にもいくつかめぼしい物件をマークしたあと、合流地点の関原の森へ向かいます。
ここは、関原の森近くの商店街沿いの物件。
駄菓子屋さんともつ屋さんの間に挟まれた物件です。
この日は土曜日だったので、シャッターが閉まっていても、
お休みなのか、それとも空き店舗なのか、一見しただけではわかりません。
でももしも空き店舗だったら、間口はちょっと狭いけど、
普段からこんな風に子どもの姿があったら、リビングルームができたら一体どんなことになるか……。
そんな想像をしただけで、ワクワクしてしまいます♡
リビングルーム候補、認定なるか!?
このあと、関原の森に建つ古い洋館(愛恵まちづくり会館)で一休みしたあと、
各班から“イチ押し物件”の報告会。
「え!あそこにそんな物件あったっけ?」と驚くような面白い物件が目白押し。
それぞれの「売り」を聞いたり、写真を見たりして、北澤さんが9つに絞り、
最後はそれを全員で見ながら出発点に戻ります。
最後は20人強で関原の商店街をそぞろ歩き。
この道の狭さ、ちょっと落ち着く古さ(汚さ!?)が、関原だなぁ〜(*^ ^*)。
こうして事前に9つに絞られた物件を見て行くわけですが、
北澤さんの目にかかると、当初候補に挙がっていた物件よりも
むしろその先や隣にある店舗のほうがリビングルーム向きだったりと、
ここでもまた新たな発見があるのがおもしろい。
北澤さんの見るポイント——広さ、立地、人の行き交うようす、
物件自体のたたずまいといった個性や、かわいさ、親しみやすさ、
「リビングルーム」の看板がかかったときのようすを想像してみてどうかと吟味したり、
「貸し物件」の札がかかっていないほうが交渉しやすいといったところが
これから物件を探す私たちには(今日候補に挙がった物件が全滅ということもありうるし^ ^;)
たいへん参考になるのでした。
それにしても、普段は気にも留めず通り過ぎるだけだった空き物件が、
こんなにも個性に富んでいたなんて!
リビングルームハントをしている目からすると、どこも未来のリビングルームを予感させて、
キラキラと輝いてみえたほどですよ。
北澤さんも、いつもは一人で物件探しをしているのを、
今日はこうしてゾロゾロ&ワイワイと回っていったのが新鮮で楽しかったそうです。
これからの、リビングルーム関原。
そうこうして、めでたく北澤さんから「認定」のお墨付きを得られた物件が、8つ。
ここからはいよいよ、北澤さん抜きで、私たちが交渉に入っていくことになります!
今回、2度にわたるリビングルーム講座で、
こんなにもたくさんの地元の人たちが顔を見せてくださったこと、
それが一番の収穫だったのではないでしょうか。
みなさん口々に、
「リビングルームというのは面白い」
「地元でこんなことができるなんて」
とワクワクした表情で話してくださったのが印象的。
リビングルームという魅力的なプロジェクトが、
地元をなんとかしたい!
地元でなにかやりたい!
と思っていた人に火をつけたことが、何より嬉しい私です。
思い切ってNPOフェスティバルで発表してよかった。
勇気をもって北澤さんに電話をしてよかった。
だから、一歩前に踏み出すのって、楽しくってやめられないんだよなぁ。
実現に向けてまた大きく一歩を踏み出した、「LIVING ROOM関原」。
(英語で書くとなんかカッコイイ)
その進捗状況は、逐一こちらのブログやFacebookでもお伝えしていく予定ですので、
ぜひご注目くださいね。